地域のホームドクターとして女性の健康を総合的に診てくれる。
夜8時まで、隔週で日曜日も診療。
「月経痛は我慢するな」といわれて救われたと言う友人の話を聞いて、さっそくどんな先生かと訪ねてみました。 |
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>>先生のクリニックのホームページでは、「あなたの輝くライフプランのために」と題してOC(低用量ピル)について分かりやすく解説されているのが印象的でした。
原田先生:そうですね、OCは今いちばん意識していますので。
>>最初からですか?
原田先生:いえ、開院当初とは違います。開院は約10年前で、当時は今のOCはありませんでしたから。OCに積極的になったのはここ4、5年だと思います。 |
出始めの頃は、我々もピルというとやはり体重増加などいろんな副作用があると思っていたので、積極的に処方しようという感じではなかったんです。でも処方しているうちに古いピルとは違う、ということがわかってきました。
>>患者さんの反応がですか?
原田先生:いえ、患者さんにとってよい、ということです。本来の避妊目的というのはもちろんですが、それ以外の副効用を実感するという女性が非常に多いんです。例えばOCを飲むと月経痛が軽くなる方が多いんです。月経がつらい時に親や学校の先生に相談しても、ただ「我慢しなさい」と言われただけだったと聞くことがありますが、そういうのが私はいやなんですよ。
産婦人科医として、月経痛はひたすら我慢している、月経なんか無い方がいい、と女性に思われるのはたいへん悲しいです。我慢しないでくださいと、しないでいい我慢はしないでください、と思います。月経痛がすごく軽くなる人もいるし、月経の前の不快な症状も、最近でこそ月経前症候群とか月経前緊張症ってわりとみんな言葉としては知るようになりましたけど、4、5年前にはそういった概念は一般にはありませんでしたからね。仕事されている人とか、家庭の主婦でも、月経痛がつらかったり月経前にイライラすると、周りの人にあたったりして、後で後悔するわけですよ。そういうのはできるだけ助けられるものは助けた方が良いので。これはすごく楽になるぞというのが自分の経験上わかってきてですね、ホルモンの量も少なくなって副作用も少なくなってきていますので、要するにまず試していただいたらどうかなという風に思い始めたんですね。
>>まず試す、とはどういう理由で?
原田先生:やはり薬自体が合わないという方も中にはいますので、まずは飲んでみたら、と。あんまりよいことばっかり言って無理強いしないようにはしてます、薬が合わなかった方には、申し訳なかったなと思いますが、飲んでみたらダメだったということもありますから。 |
>>副作用の心配は皆さんお持ちなんですか?
原田先生:そうですね、聞かれますね、副作用はどうですかって。いまは普通の風邪薬でも副作用のことを心配する方が多いですからね。ですが特にOCの場合はね、副作用はどうですか、と。
>>それで、なんとお答えになるんですか?
原田先生:うーん、まあ昔の薬とは違いますよとお話しするのが一つと、まずは試しに飲んでみないことには。どんな薬でも絶対に副作用のない薬というのはないわけだし、副作用を心配するよりは、メリットの方が大きいんじゃないですかという話をして、まずは試してみてはどうですか、と。 |
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>>皆さん、試されますか?
原田先生:いや、全員というわけでは。でもそこまでお話する方っていうのは大体興味を持って話を聞いているわけですから。無理に説得して飲んでもらうのはあんまりよろしくないかと。かえって逆効果になる可能性もあるし、ひつこく説得したりはしませんよ。
>>理解のないまま飲まないと決めてしまうのは、少し残念な気がします。
原田先生:OCというものがあり、避妊以外にも期待できるメリットがあるということを知ってもらうだけでも意味があるでしょう。でも、やはり増えたと思いますね。以前はOCが欲しいといってくる方はほとんどいなかったですから。最近はずいぶん増えている感じはしますね。
>>それはどういう理由からですか?
原田先生:本来の目的である避妊以外にもメリットがあることが、少しずつ知られるようにになってきたんだと思います。雑誌などでも、OCの記事を見かけるようになりましたしね。
>>先生のホームページには、副効用のことが明解にかかれていますね。
原田先生:はい。でも、ホームページをみたからというより、やはり口コミでこられる方が多いと思います。友達が飲んでいて、すすめられたからとか。 |
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>>通勤通学途中の患者さんが多いということですが、やはり夜8時まで診てもらえるというのは心強いですね。
原田先生:8時までやっているので助かるという方は多いですよ。横浜からなら7時半に電車に乗れば間に合いますから、仕事が7時に終われば間に合うんで。最近は女性の仕事もハードですから、夜遅くまで仕事の方も多いようですね。
>>そうですね。
原田先生:そういう方には8時でも間に合わない、もっと遅くまでっていうのはホントはあるかもしれませんけれど。
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>>横浜から何分くらいですか。
原田先生:横浜からだと30分くらいですかね。でも東京まで通勤の方も多いですからね、大変だなあと思います。横浜からなら、8時なら帰り間に合うかなと。
>>それは助かると思います。
原田先生:駅から近いので途中下車でもそう苦にはならないかなと思いますし。
>>そうですね。駅から1分ぐらい、そして遅くまで診ていただけるんですね。
原田先生:あとは日曜日。中途半端かも知れませんが、隔週で午前中だけ開けています。平日はどうしても来れないという方は、日曜日なら通えるかなと思ってやっています。
>>日曜日、患者さんは?
原田先生:残念ながら、日曜日は他の日に比べて少ないですね。でもやっぱり日曜日なら時間がとれる、という方もいらっしゃいますので。
>>やはり患者さん側としてみると、日曜日もやってくれている、遅くまでやってくれているというのは非常に女性の立場に立っていていただけるようで嬉しいと思います。
原田先生:うーん、そう思ってくれている方もいらっしゃるとは思います。
>>たぶん日曜日に来られる方が何人いらっしゃるかよりも、そういう姿勢みたいなものっていうのはたぶん、ああ、こういう風に考えてくれているんだというのは大きいんじゃないかと思います。 |
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(突然の電話のベル。すぐに受話器を取られた先生の応対はとても丁寧。患者さんからのようで、今日は休みだからと他のクリニックを紹介されていました。) |
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>>電話での問い合わせは結構あるんですか?
原田先生:今の電話はかかりつけの方ではなかったですが、問い合わせは多いですね。
>>電話で相談を行うのですか?
原田先生:いや、結局電話では相談に乗りようがないことが多いですね、やはり診察を受けていただかないことには。いいかげんなお答えもできませんから。
>>それは今まで来た方も、来たことのない方も?
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原田先生:そうですね。病気のことは基本的には診察しないとお答えのしようがないですよ。
>>では、先生にどんな風に聞けば、電話で適切にアドバイスして頂けますか。
原田先生:お電話での問い合わせは、時間であるとか場所であるとかはもちろん聞いていただいていいのですが。病気の内容とか、診察の内容とかについて、電話で問い合わせられても、診察しないとお答えのしようがないというのが多いですよね。
>>他にどんな質問が?
原田先生:あとよく費用を聞かれますが、コレはわからないんですよ。診察の内容で、必要な検査も全然違ってきますから。診察が終わらないと決まらないですよね。
>>患者さんと先生がいい関係でスタートできるように、先生としては、電話でいくらとか、どうしましょうかといわれても困ることを分かっていてほしいし、行く側もそれを知っておくことが大切ですね。
原田先生:受付で質問に答える場合も、できるだけ私に確認するようにしてもらっています。小さいクリニックで医者は私しかいないわけですから、できるだけのことは自分でやりたいんですね。
>>でも患者さんからすると、なんでもトータルで把握してもらえて安心できるような気がします。
原田先生:それはどうも。だからといって自分が全部の電話に出ていたら、患者さんの診察もすすみませんから、難しいですね。
>>それはやはり先生のやり方、先生のスタイルで、一貫してやるということですね。
原田先生:まずはお話ししてみましょう、ということですかね。ただ、プライマリーに徹っすることもこころがけていますので、自分で診るのが適当でないと思った患者さんは、設備のある病院や他科に紹介します。他の先生にも相談してみたらどうですか、と。
>>たとえば?外科の方ですか?内科ですか?
原田先生:うーん、例えば自分は更年期障害です、といって決めつけて来られる方がいらしたとして、何でもかんでも更年期のせいにされちゃうことがあります。便利な言葉なんで、更年期というのは。
>>それは月経前緊張症とかそういうホルモン上の問題ではなく?
原田先生:まずは婦人科的な治療のお話しはします、もちろん。ですがよくお話ししてみると、実はストレスによる体調不良だったりすることも多いんですよね。
>>なるほど。 |
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原田先生:安定剤をだすときもありますし、漢方薬やホルモン剤をしばらく使ってみましょうとか。だけど調子を見てあまりよろしくないときには、更年期とは必ずしもいえないかもしれないから、専門の先生に相談してみることがあるかもしれませんねって。若い方でも同じです。例えばおなかが痛いとか。ストレスって、結構いろんな痛みが出ることがあるんですよ。お腹が痛いっていうときに、ストレスが隠れていることがあるんですよね。精神的ストレスは直接の関係はないかもしれませんけれど、疲れて体調が悪いとおりものが増えることもあるでしょう。お疲れじゃないですかとか、そういうのは診察のときによく尋ねますね。
>>そういう個人的な事情を聞いていただけるのはいいですよね。 |
原田先生:婦人科に来るときに、最初からストレスですっていう方はあまりいませんから。でも実際には仕事が忙しかったり、あと家庭でもお嬢さんが結婚されたとか、お年寄りの介護だとか。皆さんいろいろとたいへんだなあ、と。
>>更年期の方は年齢的なものですけれど、20代30代の方だと、下腹部が痛いとか明らかにストレスだな、と思われた場合でも、いきなりは安定剤は出さないんですか?
原田先生:若い方でいきなり安定剤ってことは、やはり多くはないです。婦人科的に異常がない方でお腹が痛いというケースでは、冷えも多いですよね。
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冷えの方は漢方薬がよく効きますから、最初から安定剤を出しましょうかというケースは更年期の方に比べると少ないと思います。
>>先程おっしゃった、おりものが多いという方も多いんですか?
原田先生:おりもので来られる方も多いですね。
>>いらっしゃる方というのはどんなことが不安で?
原田先生:量や、色とか匂いとか、かゆみとかですね。最近増えている性行為感染症を心配して、とか。あとおりものではないですが、若い方の子宮がんも増えていますからね、機会があれば検診されるとよいと思います。
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>>ところで、先生には独特の診察の姿勢みたいなものがあるような感じを受けますが。
原田先生:いや、まあ私に出来ることをやりましょう、だけど出来ないことまで無理したりわかったふりをしない、その方にとってどうするのが一番よいことかっていうことでしょうか。
>>最適を見つけるまではいろいろ時間をかけないといけないとも?
原田先生:それはそうですが、時間をかけさえすればいいというものでもないでしょう。その方にとって何がいちばんよいかと、私が一番よいと思うこと、最適な治療方針を提案するということ、これがいちばんの目的です。ただそれが患者さんの要望と合致しないこともありますからね。 |
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そういうときは無理に説得はしません。私が出来ることはしっかりやろうと思いますけれど、他のお医者さんの意見を聞いていただくことも、いいことだと思いますから。必要なら、設備の整った病院とか、あるいは他科の先生へのご相談をおすすめします。
>>そういう場合は、どうされるんですか?
原田先生:私ができること、できないことを正直にお話しして、例えば一度病院に相談された方が良くないですかね、って言う風に。せっかく来られたのに紹介しましょうでは、申し訳ないなとも思いますが。。
>>相手にとってそちらの方が良いことなのに?
原田先生:そうですね。そう思っているんですけどね、ただ、それが患者さんの要望と一致しないことはありますから。自分ががいいと思ったこと、医学的に正しいことを曲げてまで、応じる必要はないかなと割り切るようにしています。
>>その一線は非常に大事だということですね。
原田先生:大事ですね。 |
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>>先ほどOCについても説得するようなことはしないとおっしゃっていましたが、ホームページでは効用をはっきり書いてあるし、他に「健康サポート」などもあって全体に女性の健康について前向きに取り組んでおられると言う印象を受けます。
原田先生:それは自分の中の目的意識と、いいますか。まあ言い換えると、女性の健康について、病気を治すということだけではなく、その方にとって何がいちばんいいかということを最優先で考えていく、ということです。
>>そうすると女性は健康が気になるとか、なんとなく調子が悪いんですけどくらいの相談に来てもいいということですよね。 |
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原田先生:それはもちろんですよ。来られる分にはなんでもいいんです。
>>そこが分からなくてさまよっている女性がかなり多いようですね。でも一般的には、どこか病気じゃないと行きにくいんじゃないかと思いがちです。
原田先生:そんなことはないですよ。ちょっと調子が悪いんですけど程度でも、まったくかまわないと思います。
>>とりあえずなんでも、まずは相談してみるということですね。健康への最初の扉?
原田先生:そう、こちらの知識をうまく利用していただければと思います。お話をうかがって、その方にとってどうされるのが一番いいのか、提案させていただきたいってことですね。
>>そこを先生の患者さんは信頼しているのではないでしょうか。今日はどうもありがとうございました。 |
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「僕なんかのところへ、なんで患者さんが来院されるのか分からない」なんておっしゃる、大変な照れ屋さんのドクター。とんでもないですよ、先生。先生の暖かい笑顔を見れば、先生の患者さんの気持ちはよく分かります。どうぞこれからも地域の女性の健康管理を宜しくお願いします。
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