天神先生から更年期女性へ熱烈エール!
そろそろ更年期が気になる45歳です。ノボセなど、もしかしたら更年期の兆候かなと感じる点もあって、これから気をつけることや乗り切るポイントなど、アドバイスをいただけたらと思って伺いました。(田辺 恵)
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田辺:私自身は幸い今までは健康で、下の娘の出産以降は産婦人科に行ったことがありません。でも、その頃の婦人科の経験といったらひどいもので、思い出すだけでも足が重くなるほどです。
天神先生:今は本当に、患者さんは言いたいことを言えるようになったけれど、昔は医者の方が一方的に言って、それで分かりましたという感じでした。患者さんたちも医者の言うことはそれが全てだと思って、自分たちに選択がないという風に考える時代だったんですよね。
田辺:そうですね。何か言ったら叱られそうでした。 |
天神先生:でもインフォームドコンセントが知られてから、もう10年以上にもなりますが、その頃からすごく変わってきたと思うんですよ。患者さん自身も勉強するようになってきたしね。それまでは患者さんたち自身も、そんなに一生懸命勉強する人もいなかったし、質問も本当になかったし、言われればそうですかという感じで、ああ、そんなもんかなと思ってみんな手術を受けたり、治療に専念していたと思うんですよ。 |
田辺:はい、そうですね。
天神先生:だけどインフォームドコンセントが知られるようになってから、立場が逆になってきて、今度は医者の方から「こういう選択方法がありますよ、どれにしますか?」とか質問して患者さん自身が決めるようになりました。そのかわり患者さんも自分で勉強しなければいけなくなりました。
田辺:自分が選ばなくてはいけない時代になったわけですか。
天神先生:そう、今度は全然分からないのに選ばなくてはいけなくなってくる。大学病院に行って「どれにしますか?」と言われたけれど分からない。自分で勉強しなさいって言われ、そうすると一生懸命勉強する人もいますけれど、それにしても分からないことが多い。 |
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先生のいいようにっていう風に答えたら、先生からは「いや、僕には決められません。もう今は患者さんたちが決める時代ですから」って言われたというケースもあるんですよね。
田辺:そう言われたら、私も困ると思います。
天神先生:私はその辺のアドバイスが出来るような話をさせてもらっています。セカンドオピニオンが浸透してきましたから、私もひととおり説明して、「これは手術でいいと思いますよ」等と自分の意見を言いますけれど、私だけの意見ではなくて、何人か他の先生にも聞いて、それから最終的にご自分で結論を出したらいかがでしょう。もし分からなかったらまた来てくださいと話します。時代の流れと共に、患者さんの見方も変わってきたし、医者の方も診てやるという時代から、だんだんと診せていただくというサービス業にはなっていますよね。今の時代で診てやるよとかいう感じでやっていたら、そんなところ誰も行かないですよ。 |
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田辺:更年期の話でも、昔はすぐそんなの年のせいだからって言われたそうですね。
天神先生:例えば尿漏れなんかもそうなんですよ。年配になると多少尿漏れは出ますよね。やっと勇気を振り絞って来たのに、それは年だからねとか言われて、そんなものなのかしらと思って、結局ガマンしちゃう人が昔は多かったんですよ。でも今はそうではなくて、それにプラスして、「こういう治療法がある」とか、「これやってみましょうか、あれやってみましょうか」と選択肢を出されることが多いです。
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結構それだけで患者さんとしては救われると思いますよ。でも女性にとって、私なんかもそうなんですけれど、自分が検診に行くとなると緊張しますよね。やっぱり明日にしよう、明後日にしようかなと思って。
田辺:そうそう、わたしの友人も大勢いますよね。そういう人が。
天神先生:だからみんな結構ぎりぎりになって、「もうちょっと早く来ればよかった」なんていうことが多い。 診てもらうところが、場所が場所だから恥ずかしいですよね。でも来院して診てもらうと結構「あ、なんだ」って感じで帰られます。ひとりで一生懸命悩んでいてもつまらないですよね。 |
田辺:そうですね。
天神先生:産婦人科も今は本当にオープンになってきて、昔のイメージはなくなりました。特に新しいレディースクリニックとかはみんな若い先生が多いから、今までと考え方が違うと思うし、最近では、国公立関係の病院でも患者さんが一番という考え方が強くなってきているから、前みたいに敷居が高いとか言うのはなくなりましたね。 開業している先生に関しては、それはもうあくまでもホームドクターとして、要するにライフパートナーの一員のように位置しているから、遠慮なくどんどん行けば良いんですよ。それこそまだ産婦人科って産婦人科を中心とした病気が中心になっているけれど、風邪も診ましょう、いろんなものも診ましょうと、だんだん広がってくると思いますよ。 |
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田辺: それは嬉しいですね。
天神先生:もちろん特に何かの専門分野が必要な病気だったら、そういうところに紹介しましょうとなります。こちらで診れるものは診るし、それ以上のものは専門病院を紹介しましょうという流れになりつつありますよね。あとは患者さんもマッチングですよね、ドクターマッチング。昔は「仕方がないかこの先生でも」というのがあったけど、今の患者さんはもうどんどん変えますからね。逆にドクターショッピングしすぎちゃって、何がなんだかワケが分からなくなってから来られる方もいらっしゃいますよ。 |
やっぱり人間同士の付き合いがあるから、患者さんと信頼関係を結ばないといけないので、そこのマッチングが合わなければ変えていく時代になっています。 だから一番自分に合ったお医者さんを探して、ずっと診てもらうのがいいかと思います。妊娠して結婚して、閉経期に入ってもというように若いときからずっと診てもらうと自分のカラダも良くわかってもらえるし、お互い理解し合える仲になっているから、ちょっと風邪引いても気軽に来院できる。そんな関係を築くことが大切ですね。わざわざ内科に行かなくても、その人のホルモンの流れとか、アレルギーとかも全部分かってもらっていますからね。これからはやっぱりライフパートナーとしての先生というのは多くなる時代じゃないですかね。
田辺:パートナーの先生に出会うまでが、なかなか大変ですよね。
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天神先生:ちょっと勇気をもって来てもらえれば、後は本当にきちんとした先生であれば対応がしっかりしていますから、心配を抱えてずっと悩んでいるよりはいいと思いますよ。思い切って一歩踏み出せば、それだけ自分の生活が快適になりますからね。更年期でいろいろ悩んでいる人なんかもそうなんですね。心療内科に行ったほうがいいのかな?更年期なのかな?って。例えば、心療内科に行きづらかったら婦人科に来てもらえば良いんです。ある程度のことはできるんですよ、婦人科でも。ただ、本当に、神経科の先生にお世話にならなくてはいけないときには、それからまた紹介してもらえますから。 |
田辺:先生がおっしゃった、婦人科の病気だけではなくて自分の全般的な管理をしてもらう、という意味で来ても良いんだというのがすごく新鮮でした。今までは内科とか皮膚科だとかは病気ごとに行けば間に合っていたのですが、ここに来て一昨年くらいから精神的に不安定になってきたんです。はじめは何か分からなくて、それでいろいろな本を見たり、ホームページで調べてみたりして、どうも更年期の始まりなんじゃないかと思って。
それでどこに行って良いのか、ちょうど女性外来というのができている施設があって、そちらに電話で問い合わせたら、話を聞くだけで検査なんかは出来ません、ということだったので、それならはじめからそういう事に力を入れている病院に行きたいと考えているんです。 |
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天神先生:はい、今女性外来っていうのは出来ているんですよ、あちこちで。たださっき話したように女性の先生が少なくて、若い先生は多くても、きちんとある程度経験のある先生というのは少ないですよ。 |
私たちの世代はそもそも産婦人科に入る医者が少なかったし、しかも女性の先生はほとんどおらず、学会に行ってもちらほらしかいませんでした。今は学会に行ったら女の先生の方が多いんじゃないかっていうくらいです。そういう先生たちが経験を積んで、5年10年経つと大勢出てくると思います。でもやっぱり施設によっては、まだ充足していないんですよ。だから話だけになっていると思うんですよ。
田辺:そう、それでがっかりしてしまって。
天神先生:逆に言えば、開業している先生の方が小回りが利くというのがありますよ。自分で診られる範囲は診ましょうと。 |
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それを越えて専門医が必要なら、専門の先生とか、しっかりした施設を紹介しましょうという流れになると思いますね。一番いいのは、これから先そうなってくると思いますけれど、そこの病院の女性外来に行けば、そこが一つの窓口になっていて、そこから振り分けてもらうのがいちばん理想的かなと思いますけれどね。まだ時間はかかると思いますけれど。 |
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田辺:今更年期で通院しようと思った場合は婦人科が良いということですね。
天神先生:婦人科がいちばんいいと思いますよ。でもまだ実際には行ってらっしゃらないんですね。
田辺:まだ行っていないです。たとえばお産とかだと結構口コミで、あそこの病院はいいよとかっていう話があるんですけど、もう私たちみたいな更年期とかになると口コミでは入ってこないんですね。病院によっては、ホームページを読んでいると、病気とか他の機能的な病気やお産には力を入れているけれども、更年期の方にはあんまり力を入れていないようなイメージを受ける病院も多くて。
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天神先生:たしかにその通りですよね。そのことには、更年期障害の治療では保険適用できないケースが多々あるということも関係してるんです。でも、早期にケアすれば私費でも生涯にかかる医療費は抑制できるんですよね。
田辺:そういう意味でも、更年期の症状を感じたら早めに行ったほうが良いんですか?
天神先生:そうですよ。更年期って必ず誰でも通る道ですよね。だけども結局のところ、本当に軽い症状で終わる人は全然差し支えないんだけれど、「もうちょっと気分が良くなればいいのに」、「これだともう日常生活に差し支える」といった場合は治療対象で、やっぱり行かないといけないですよ。あと、症状が出る時期もあるんです。早く出る人もいるけれど、結構遅く、もう閉経が来てもいい時期なのにまだという感じの人もいます。 |
田辺:早い人はいくつくらいから?
天神先生:やっぱり早い人は40歳前くらいからの方もいますよ。
田辺:じゃあ、45歳というのは普通って言うことですか?
天神先生:閉経、日本人は50.5歳が平均なんですよ。その前後5年ですから、45から55までの間を更年期というんですけど、最近は45歳とか55歳の周辺は周辺期という風に話をしてます。 40くらいから少しずつ卵巣のホルモンが変わってきて、45くらいからかなり下がってきます。それで、平均の50になるとガタッと下がってくるんで、その辺でやっぱりちょっとホルモンの出が悪かったりとかしてくるんです。 |
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普通は私たちには2種類の女性ホルモンがリズミカルに出て、ちゃんと生理がきて体の調子も整えているんですよ。ところがそのリズムが狂ってバランスが悪くなったりすると、いろいろな問題が出てくるんですよ。
田辺:分かりました。
天神先生:やっぱり更年期というのは、まだ年配の方はよくご存知でない方が多いですよね。だからいろいろな不安があって、でも診察を受けられて「あ、これがそうなんですね」と言って納得して帰ると落ち着くみたいですね。
更年期っていろいろな症状が出るんですよ。ある患者さんで不眠の方がいて、年配の方なんですけど、ずっと眠れないので内科に行ってたそうなんです。まあ、年だからねと言われて、睡眠導入剤、睡眠剤をもらって10年くらい使っていたらしいんですよ。で、自分でふと雑誌を読んでいたら、更年期にもこういう症状があって、もしかしたらということでこちらに受診されたんです。一回試してみたらということで、ホルモン剤を飲んでもらったらあっという間に治っちゃって、「私なんだったんでしょうこの10年間は」とおっしゃってましたね。 |
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田辺:そういうのは知る知らないでずいぶん違いますよね。
天神先生:「これはホルモンの不足によるものなんだ」ということであれば、自分でもある程度納得できますよね。それがもっと辛くなればホルモンを補充してあげることもできるし、それですっきり良くなることもあるわけですからね。閉経というのは昔から50歳というのは変わらないんです。でも人類は今85、6まで生きるじゃないですか。今はこの30年間をいかに元気に暮らすかっていうことで、予防医学をしっかりしようという時代になってきました。病気になってからじゃ遅いですよ。 |
病気になる前から予防的にちゃんと自分の健康管理をしないといけない。だから今は健康に関心を持っている人は、更年期が自分の健康の折り返し地点だと考えて、そこでいろいろ調べたりだとか、熱心になってくるんですよ。今までサボっていたがん検診に突然来たりしてね。みんな閉経の時期に入ってくると子供も成長して自分の時間ができるわけじゃないですか。そこからが本当に楽しい自分の第二の人生ですよね。そういうときに更年期であっちが悪い、こっちが調子悪いとかなってくると、せっかくの人生楽しめないですよね。
田辺:確かにそのとおりだと思います。ところで、友人が立て続けに二人が乳がん、一人が子宮がんになってショックでした。乳がんが増えてきている年齢で、普通の生活で気をつけるコツっていうかアドバイスは何かありますか?
天神先生:ちょうど40歳、50歳は、気をつけてほしい時期なんですよ。特に乳がんなんかそうなんです。やっぱりやることは検診で、早く見つけてもらうことが早く治すコツだと思うんですよ。一年に一回人間ドッグに行くようなつもりで検診に行くということを自分に課さないとダメですね。それが一つの考えなんですよ。 早く見つけたものは早く治ります。 |
乳がんは、自分でもチェックできるわけですから、習慣付けてほしいですね。来てくれる方には、私よく言うんですけれど、一ヶ月に一回は必ず自分でチェックしてください、と。生理が終わって2、3日から4、5日目が一番いいんです。
右の胸は左手で、左の胸は左手で、診るようにしてとかアドバイスしたり、お風呂で石鹸をつけて調べるとぬるぬるして分かりやすいんですね。それから乳ガンができやすい位置なんかも、乳首を中心に四等分すると、上の外側なんですよ。
そういうところを中心に、なんかないかなーって毎月やっていると、「あれ、いつもこんなの触ったことないのにな」ってわりと分かるときがあるんですよ。そうしたらすぐに病院に行ってもらえば早く分かることもあります。あと、今は手触診だけじゃなくて、エコーやマンモグラフィーをやったりするのも義務づけられていますから。
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今は市や区で率先してやっていますから別にお金出さなくたって、応募したりとか誕生日検診とかありますから、それを大いに利用すればいいと思いますよ。なかなか仕事で行くことができないという方も自分で義務付けることですよ。やはり早期発見早期治療が一番いいんですよ。乳ガンだって今、半分、全部取らなくてはいけないとかいう時代は終り、なるべく温存療法でとかいろいろなやり方もあるから、早く来てもらえればそれだけ早く治ります。病気はなんでもそうですよ。
田辺:ともかく早期発見早期治療、そのための検診を受けましょうということですね。一年に一回というのはいくつくらいからがいいんでしょうか?
天神先生:子宮がん検診は今厚生労働省は20代からと言っていますね。どうしてかというと、今は性経験の低年齢化が非常に進んできたんですよ。実際にがん専門の先生からお話を伺ってきたんですけれど、要するに20代で前がん状態のようなのが非常に増えてきているんです。 |
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それで厚生労働省も動き出して、20代以上には検診が必要だと。私たちも30代以上の方には何にもなくても検診をついでにやっておきましょうと話をするんですけれど、最近では20代の方でもおりものが多いとか、不正出血があるときには、「一応念のためにやっておきましょうよ」という話はするようになりましたね。実際に統計を見せてもらいましたけれどかなりのパーセンテージで上がっていましたね。 |
田辺:自分で自覚的に分かるということはないんですか?たとえばおりものが増えたとか。
天神先生:ごく初期ではほとんどないですね。早い時期で見つかるのはやはりがん検診ですね。不正出血があったりということがきっかけで分かることがありますけれど、自分で本当に自覚して来る人っていうのはやっぱりちょっと進んでいますよね。検診で見つかれば、ちょっとした前がん状態や、子宮頸がんでも本当に初期だととらなくても焼くだけで治療できるようになってるんですよ。
田辺:入院しなくてもいいんですか?
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天神先生:それは何日間かは入院しないとダメですけどね。でも以前のようにとにかく子宮がんだったら子宮、卵巣、リンパ節も取り除き、そのあとは尿や便が出ないやら、ご飯が食べられないことがあったのですが、今では初期なら症例によってはやらなくて良くなりましたから。
田辺:子宮がん検診は婦人科で?
天神先生:もちろん婦人科です。 |
田辺:では乳がん検診は?
天神先生:まだやっぱり外科なんですが、今はもう婦人科も診るようになりました。それでやっぱり何かがあった場合には乳腺外科。そういう独立した外科がありますよね。スクリーニングする意味では婦人科でも別にかまわないです。
うちの医院でもエコーをやっています。だけど例えば、精密検査をしてもらった方がいいという場合はもうスクリーニングではなく、詳しい検査になりますから、それは実際に乳腺外来に行ったほうがいいですよ。
あとエコーとマンモグラフィも話題になっていて、厚生労働省はマンモグラフィをすすめているんですけど、結構マンモグラフィでわからないものがエコーで分かったり、逆のこともあるんですよ。 |
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だからそれらをうまく組み合わせるのが大事なんですね。三鷹市は市の乳がん検診では、エコーでも、マンモグラフィでも、患者さんが選べるんですよ。でもあまりエコーばっかり来ている方には「二年に一回くらいはマンモグラフィーやってみたらどうでしょう?」といいます。そうやって組み合わせることによって、いろんな意味で発見が出来るんですよね。
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田辺:子供の話になるんですが、私の一番下が女の子なんですけれども、小児科を卒業したら婦人科というのがいいんですかね。
天神先生:近くの小児科の先生も、初経が始まって止まらない患者さんや、外陰部のこと等で問題があると紹介してくれます。こちらでも12歳くらいだと小児科の範疇に入るものがあって、婦人科的というか、大人的に診られないところもありますからね。そういうときは診てもらいます。でも今はみんな中学くらいになると体がしっかりしていますからね。大きい子はほとんどこっちで診ていますけど。
田辺:11歳くらいでもみえますか? |
天神先生:みえますよ。大体やっぱり月経のこと。月経不順とか、月経が止まらないとか。普通にあれば必要はないけれど、3~4ヶ月以上止まったりの場合は一度来たほうがいいですね。一回月経が来たけどあとはぜんぜん来ない、という方など。自分は外陰部の形がおかしいのではということでで来られたりする方もいますし。この間なんかおっぱいのことで来られました。「ここになんかしこりがある」とね。
田辺:若い方ですか?
天神先生:小6か中1くらいですかね。乳腺ができてきて張ってきちゃうんですよ。
田辺:うちもそろそろ12才で始まる頃かと。おりものが増えたりしていて。始まるんだなとか言っているんですけど、もし他の理由だったら心配だなと思って。 |
天神先生:初経にはまだ間がありそうな10歳とか8歳くらいの子でも、おりものが多いという理由で来られますよ。小児科の先生に紹介されてとか。小児科の先生でもお薬を出してくれたりするんですけど、それでよくならなかったりすると、こちらで診たりします。
田辺:心配なときはとりあえず連れてきた方がいいですか?
天神先生:お母さんだけいらっしゃって、「私のことじゃないんですけど」と相談されて、じゃあ一回診てみましょうということもありますよ。まあ、診なくても「これはこういうことだから心配ないですよ」と説明すると安心して帰られますしね。結構気楽に話してもらっていいんじゃないですか。別に相手が医者だからって緊張することないんですよ。
言われるんですよ、先生の前だと話できなくなっちゃうって。 |
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私は最後に「何か質問はありませんか?」って絶対に聞くんですよ。うちに帰って思い当たったらまた聞いてとも。話をしやすい状況を作ってあげないと、何も言わず帰っちゃうじゃないですか。それで後で悶々としたりして。
田辺:あの時聞けなかったけどどうなんだろう?って。
天神先生:ですよね。やっぱり理屈が分かると人間不思議なもので安心して気分もよくなっちゃうしね。なんだか分からないうちに悪くなると、ますます具合悪くなっちゃって、悪循環になっちゃいますからね。
田辺:まず自分の体を理解しておくと違うということですね。 |
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田辺:最後に、性感染症について少し教えてください。
天神先生:STDの中でも最近は10代20代のクラミジア感染がすごく増えているんですよ。
「症状がないのが症状」みたいなところがあって、気付かないうちに症状が進んでいることがあるので怖いんです。不妊症の原因になったりすることもありますし。
田辺:クラミジアがそうですか?
天神先生:はい、おりものが多いのが症状くらいで、ないときも結構あるんですよ。たまたまパートナーの彼の方が先に診断されて、来院して調べてみたらやっぱり自分もかかっていたとか。若い女の子はおりものがちょっと多いくらいじゃ婦人科には来ませんからね。
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田辺:症状が出てくるときはもうだいぶ進んでいるんですか?
天神先生:そうですねぇ。熱が出ておなかが痛くなって腹膜炎なんかを起こしているときは、もう結構進んでいますよ。 |
田辺:相当怖いですね、そういう意味では。お伺いしたことを娘にもお話しておこうと思います。私が早くに母をなくしたので、相談できる人がいなくて、お産の時までは何とかできていたんですけど、今更年期かなと思っているときでも、普通なら親に聞けばいいんですが、それができなくて、どうしようかなとずっと思っていたので、先生みたいにしっかり聞いてくださる方がいらっしゃるなら安心ですし、若いうちに子どもにもしっかり伝えておきます。ありがとうございました。 |
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