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femalelife.jpトップページ > 私の婦人科訪問 > 麻生レディースクリニック
実際に行ってみました。先生とお話しました。私の婦人科訪問
 
  麻生レディースクリニック     
  [避妊相談] [ブライダルチェック] [性感染症チェック] [不妊に関する相談] [婦人科癌検診]
  http://www.asabu-clinic.com/
 
〒001-0040 北海道札幌市北区北40条4丁目2-20麻生むらもとビル2F
TEL:011-747-8688
 
アクセス:地下鉄麻生駅 4番出口となり
診療時間:
  [月][水]  
10:00~13:30
  16:00~19:30
  [火][金]  
16:00~19:30
   
  [土]  
9:00~12:30
  14:00~17:00
  [日][祝]  
10:00~13:30
 
休診日:木曜日
   
 

4年前から耐えがたいほどの痛みが。
仕事にも差し支える月経痛を何とかしたいけれど・・・。

 
急にひどくなった月経痛のため、仕事を休むこともしばしば。何種類もの痛み止めを飲んでもなかなか治まらない辛さについて、そしてOCへの疑問や不安について、やさしい笑顔が素敵な有馬先生にとことん聞いてみました。
武田 幸恵(29歳)
 
 

やはりOCはとっつきにくい?

  すぐわかるスモーカーズフェイスって?

がんとOCの関係は?

  放っておけない月経不順
OCでできる月経コントロール   OCで結ばれた信頼関係
タバコのリスクは167倍   もしかして私も若年性更年期?
 
やはりOCはとっつきにくい?
 
武田:4年前から月経痛がひどくなりました。それまでは何ともなかったのですが、立ち上がれないほどの月経痛と吐き気、お腹も痛くなって病院へ行きました。月経中は3日間くらい朝昼晩痛み止めを飲まないと動けないほどです。

有馬先生:今29歳ということですが、婦人科検診は受けられましたか。

武田:子宮がん検診は受けましたが、特に異常はありませんでした。血の塊がすごく出るのですが、それが多い時はとくに辛いです。それから月経のとき、1、2度子宮を締め付けられるような激しい痛みを覚えます。
 
 

有馬先生:月経のときは子宮が収縮し、また、痛みの原因物質であるホルモンも出るのでお腹が痛くなったり、頭痛がしたりします。またそのホルモンには腸を動かす作用もあるので、月経のとき下痢になる方も多いです。痛みがひどい方だと、気分が悪くなって吐いてしまう人もいます。

武田:私もひどい時は吐いてしまいます。病院を受診したら、OCを勧められてパンフレットを渡されたのですが、そこに書かれていた副作用やいろいろなリスクが怖くて手が出ませんでした。実際、どんな副作用があるのでしょうか。

有馬先生:OCは一般的には経口避妊薬として知られていますが、月経不順や月経痛の治療薬としても使われています。個人差はありますが、OCの飲みはじめに軽い吐き気をともなうことがあります。当院では、飲みはじめの5日間だけ吐き気止めの薬とOCを一緒に飲んでもらっています。吐き気のでる方でも、だいたい3~5日間程度でホルモンに慣れて吐き気は治まります。当院の患者さんで吐き気が原因でOCをやめた方はいませんから、そこは安心していいと思います。

 
みなさんのOCに対する代表的な不安は、将来の妊娠への影響・太らないか・がんのリスクの3つです。
まずデータとして、OC服用後の年齢別体重変動のグラフを見ても、OCを飲むことで太る心配はありません。次に、OCは不妊の原因にもなる子宮内膜症の治療薬でもありますので、OCを飲んでいる方が子宮内膜症の予防となり、将来の不妊のリスクを下げるとも考えられています。


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がんとOCの関係は?
 

武田:がんの心配についてはどうですか。

有馬先生:がんについては、パンフレットなどによっては乳がんや子宮頸がんのリスクがわずかに上昇すると書かれています。OCに興味を持ってパンフレットを読んでくれるみなさんも、そこがすごく気にかかるようです。でも、乳がんに関しては、15年以上OCを飲んだ人とOCを飲んだことがない人とでリスクは変わらないことが最近の研究で発表されています。家系的にリスクがある方でも変わらないともいわれています。また、OCを飲んでいる人は飲んでいない人にくらべて卵巣がんと子宮体がんにかかるリスクが減ります。

 

排卵時、卵が飛び出すときに起きる炎症が、あまりに繰り返されると卵巣がんにかかるリスクが高まるといわれています。妊娠・出産から授乳期間が終わるまで長い人では2年近く排卵が起きません。昔の人で6人子どもを産んだとすると、12年間近く排卵しないでいられたのですが、最近では、お子さんは1~2人、お産をしない方も増えていますので排卵回数も多くリスクも高まります。そのため、OCの服用で排卵を止めることにより、卵巣がんのリスクが減ると考えられています。

 
 
OCでできる月経コントロール
 

武田:OCでリスクが減るがんがあるとは知りませんでした。

有馬先生:OCは、月経を軽くしたり、量を減らすだけでなく、月経をコントロールして大事な用事がある日に当たらないようにすることもできます。旅行シーズンになると、旅行の日程に当たらないように月経をずらしたいという人がたくさんいらっしゃいます。それをきっかけにOCを飲みはじめる方も多いです。月経をずらすためにOCを飲んでみたら、月経が軽くなったのでOCを続けるというケースです。

武田:そういうきっかけだとOCをはじめやすいですね。

 

有馬先生:修学旅行に合わせて月経をずらしに来る方は、お母さんも一緒に来院されることが多いのでOCの説明が十分に行え、安心して飲みはじめていただけます。あとは入試に合わせて月経をずらしにくる方もいます。そういう方にはカレンダーを渡して入試の日をチェックしてもらい、それに合わせてすべての試験日に当たらないように飲み方を指導しています。

 

武田:ひとり一人に合わせた飲み方を指導するのは大変そうですね。

有馬先生:それほど大変なことではありませんし、最初に私が飲み方を説明し、その後再度OCに詳しい看護師から飲み方を説明するようにしています。でも10代の方の場合は、本人も不安ですから私自身が指導するようにしています。当院でOC服用者の一番若い方は小学校5年生です。過多月経で、1か月出血が止まらなくて来院されました。貧血がひどく、本人もぐったりしていましたので、まずOCで出血を止めてホルモンを整えていきました。

 

武田:小学生で過多月経はかわいそうですね。

金有馬先生:本当にひどい貧血になっていたのですが、OCを飲みはじめてピタッと出血が止まって、月経も決まった日に来るようになりました。OCのホルモンは自分から出ているものと同じようなものですからカラダへの負担も大きくありませんし、貧血が続くと本人にとって大変です。OCを使えば月経がいつ来るのかもわかりますし、学校が休みの土日に来るように調整もしましたので、本人の生活もずいぶん楽になったと喜ばれていました。

 
 
タバコのリスクは167倍
 

有馬先生:当院で、OCを飲んでいる方の最年長は47歳です。私はそろそろやめた方がいいと思いますが、もう以前のような月経の辛さを味わいたくないと本人はやめたがりません。それほど血圧が高くなってきていないので、今のところは続けても大丈夫だと思います。

武田:OCは血圧とも関係があるのですか。

有馬先生:やはり血圧の高い方は脳梗塞や心筋梗塞、血栓症などのリスクが高くなります。それからタバコを吸う方にもあまりおすすめできません。札幌市は女性の喫煙率がすごく高く、問診でもタバコを吸わない方のほうが少ないくらいです。

 
 

タバコを吸う人は血栓症の危険性が高まります。別にOCが悪いということではなく、タバコを吸うと血液が固まりやすくなるので心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなるのです。仮にOCを飲んで死ぬリスクを1とすると、タバコで死ぬリスクはその167倍といわれています。タバコを吸っていいことは1つもないのです。

 
 
すぐわかるスモーカーズフェイスって?
 

武田:タバコにはほかにどんな弊害がありますか。

有馬先生:とくに妊娠したら必ずやめなければいけません。みなさん妊娠したら自分は止められると思っています。でも実際、妊娠した方に「タバコを吸うと赤ちゃんへの血流が悪くなるのでやめてください」といってもなかなかできず、赤ちゃんへの罪悪感を抱きながら吸い続けてしまうのですから、妊娠する前にやめた方がいいのです。みなさんOCのがんへの影響を気にしますが、タバコで肺がんや心筋梗塞、脳梗塞になるリスクの方がはるかに高いのです。また、子宮頚がんや糖尿病もタバコでリスクが増加するといわれています。

 
私はタバコをある程度吸っていても、本数を減らそうという気持ちがある人にはOCを出しています。OCは毎日飲むものですから、その度にタバコを吸ってはいけないという意識を持つことができます。まず午前中吸わないようにするようアドバイスします。朝起きて30分以内にタバコを吸う人はかなり依存度も高いですから、それを我慢できるようにします。それから徐々に減らしていけばいいと思います。当院では、OCをきっかけにタバコをやめた人が多くいます。私は、40代以降の方でしたら、診察室に入ってきただけでタバコを吸う方かどうか大体当てられますよ。
 

武田:どこを見るとわかるのですか。

有馬先生:肌のくすみ具合などを見ればわかります。タバコは活性酸素といって、肌に悪い物質を出します。若いときはカバーできますが、40代を超えると明らかに肌に差が出てきます。スモーカーズフェイスといって、タバコを吸っている人はすごく肌がくすんで、深いシワが多くなります。若い人たちがよくエステに行ったり、高い化粧品を使ったりしていますが、タバコをやめるのが一番肌にいいと思います。
以前、タバコを1日20本吸っていた方に、だんだん本数を減らしてもらい10本くらいになった時点でOCを処方したら、肌の調子が良くなったと喜ばれました。背中にできていた吹き出物もなくなったそうです。
それから当院ではブライダルOCというものもやっています。通院している方に結婚が決まると、式の4か月くらい前からOCをはじめます。もし結婚式に月経があたったら大変ですから、OCでコントロールして月経が終わった後に式当日を迎えられるようにするのです。月経前は精神的にイライラしたり、だるかったり、情緒不安定になったりします。

 

武田:私もよくイライラしますが、結婚式は人生の一大イベントですからね。

有馬先生:ひどい人だと、月経前になると何でもないことで泣き出したりします。またカラダがむくんだり、吹き出物が出やすいなどトラブルも多くなります。ですから結婚式の3、4か月前からOCをはじめて、月経が終わった直後が結婚式当日になるようにするのです。月経の終わった直後が、カラダのむくみもなく、お肌の調子も良く、一番美しい状態ですからね。

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放っておけない月経不順
 

武田:とても熱心に説明してくれるので安心できます。

有馬先生:私もそうでしたが、月経痛のひどい方は月経前症候群(PMS)といって、イライラや落ち込みといった症状がでることもあります。月経前の嫌な感じは早い人だと10日前くらいからはじまります。その後月経がはじまりますから、月の半分以上は調子が悪いということになります。私は子宮内膜症と月経不順の方には強くOCを勧めるようにしています。子宮内膜症の方は将来不妊になる心配もあるし、多嚢胞性卵巣症候群などが原因による月経不順や無月経の方では子宮体がんになりやすい傾向があると言われているからです。

 
以前、ある学会で腫瘍専門の先生から、「婦人科クリニックの先生たちが頑張らないから日本は子宮体がんが増えているのです」といわれたことがあります。本人がOCを飲みたがらないからと、月経不順の方の治療をあきらめてしまわず、OCの良さを知ってもらい、飲み始めるように働きかけていくことも私たち産婦人科医の仕事であり、大きな任務であると思っています。
 

武田:OCに拒絶反応を示す人は多いですか。

有馬先生:親や友達、同僚など身近な人から将来がんになるとか、不妊になるとか、副作用もあるなどと聞くとやはり怖くなるようです。そういうときでも月経不順と子宮内膜症の方にはいろいろなデータを見せて納得の上でOCを飲んでもらいます。
先ほどお話しましたが、飲み始めのうちは軽い吐き気ともなう人もいます。しかし、私のクリニックでは実際にOCを飲みはじめた方でOCを続けられなくなるほどの吐き気などの副作用があった方は、ほとんどいません。そして、大体2シート飲むと、その後の月経はすごく楽になります。3か月続けた方はOCの良さが分かってそのまま続けてくれます。その辺のことをどれだけきちんと説明できるかが大切だと思っています。

武田:先生のお話を聞いていたら、私もOCを飲みたくなってきました。

有馬先生:それでも私は月経痛だけの方には無理強いはしません。痛み止めの薬も出しますので、OCを飲むか飲まないかは様子をみて、それからまた考えましょうと伝えます。最近では1年前にOCの話をした方が、やはり辛いので飲んでみますと来院してくれました。1年前に話したことでも覚えていてくれるのです。すごく拒絶反応を示してホルモン剤は絶対に飲みたくないといっていた方が3、4か月後に来院されてOCを希望することもあります。説明してすぐに飲むか飲まないかではなくて、OCという薬があって、どんな効果があるかを知っていれば、また辛くなったときに相談に来られますから、まず知識をもつことが大切なのです。

 
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OCで結ばれた信頼関係
 

有馬先生:私は以前は今ほどOCを患者に勧めることに一生懸命ではなく、中絶後の方の避妊に勧めるくらいでした。女性の生活を良くするという意味で勧めるようになったのは、自分自身が飲み始めて本当にOCの良さを実感したからです。OCのおかげで患者さんとの関係もずいぶん良くなりました。当院では、飲みなれた方には2、3か月分まとめてOCを出すのですが、それでも月に1つくらいは気になることがあるので毎月来たいという方もいます。そういう方たちとは信頼関係ができているので、1年に1度は必ず子宮がん検診を受けてくれます。

 
そうすると万一がんが見つかっても早い時期に対応できます。早期発見ができると命に別状なく治療できますし、若い方ならその後妊娠することも可能です。
毎年子宮がん検診を行うには、苦痛がないということも大事だと思います。当院では、まず、外陰部にゼリーを塗ってから診察しています。ゼリーを塗ると擦れないので痛みもなくなります。その後で検診機器を挿入すると痛みもなくあっという間に済みます。

武田:私は2度、子宮がん検診を受けたことがありますが、どちらもすごく痛かったです。

有馬先生:診察が終わった後に「全然痛くありませんでした」といわれるとすごく嬉しいです。当院は若い患者さんが多く、婦人科の診察が初めてという方は、何をされるかという恐怖感があります。そういう方には、「痛くないから大丈夫」とひと声励ますだけでも気持が楽になります。内診台ではどうしても脚に力が入ってしまう方が多いので、できるだけ話しかけて緊張をほぐします。脚に力が入っていると、腟が締まって余計に痛くなるのです。

 
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もしかして私も若年性更年期?
 

武田:以前テレビで、若年性更年期の特集を見て、もしや自分もそうなのかと心配になりました。まわりの人は平気なのに自分だけ暑く感じることがありますが若年性更年期なのでしょうか。

有馬先生:それは違うと思います。たぶん自律神経系の調節がうまくいかなくなっていたのでしょう。月経は毎月ありますか。

武田:はい、毎月あります。

有馬先生:それなら若年性更年期ではないでしょう。同じような相談はよく受けます。最近、比較的多いのがめまいに関する相談です。

 
ストレスの影響で自律神経の調節がうまくできない、または月経前症候群の方だとめまいやだるさがあることがあります。相談に来る方によく聞いてみると、月経前の時期にめまいなどの症状が多いようです。武田さんの場合も更年期の心配は全くありません。

武田:私の場合も月経前症候群かもしれません。

有馬先生:そうした症状が月経と関係ありそうですかと尋ねても、みなさん思い出せず答えにくいようです。そういうときは症状があった日をカレンダーや手帳に丸をつけてもらいます。しばらく続けて症状が毎回月経前にあるようなら月経前症候群で、病気ではないので心配ありませんが、辛いようなら産婦人科の先生に相談しましょう。月経前症候群もOCの内服で改善されます。

武田:先生のお話を聞いて今までの不安が解消されました。気軽に相談できる婦人科の先生が身近にいると、どんなに安心かも実感しました。今日はありがとうございました。
 
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