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femalelife.jpトップページ > 私の婦人科訪問 > 医療法人うたし会 クリニック ロタージェ
実際に行ってみました。先生とお話しました。私の婦人科訪問
 
  医療法人うたし会 クリニック ロタージェ
  [婦人科][ピル外来] [美容皮膚科]
  http://www.lottage.com/
 
 
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-4-22 エフジー伊勢町ビル3F
TEL:052-263-3636
 
アクセス:   栄クリスタル広場[7]番出口より徒歩1分、
大津通りから少し東へ入ります。
診療時間:  
[月]~[金] 11:00~14:00
15:00~20:00
[土][日] 11:00~14:00
15:00~18:00
    ※木曜日は産婦人科医・漢方専門医の診察。
その他が院長診察日です。
 
 
 


これって危険信号?!
自分のカラダの変調について
いろいろ聞いてみました。

不正出血や月経不順、気になりはじめた自分のカラダが出すサイン。その意味や対処法を、穏やかな印象がとても安心感を与えてくれる林先生に聞いてみました。
川崎真紀子(29歳)
 
     
 

不正出血はどんな原因で起こるの?

妊婦を助ける葉酸パワー

おりものと性病の関係

  すべては、がん検診のために!
ストレスとホルモンバランスの深い関係   OC(低用量ピル)をきっかけに定期検診を
気になる若年性更年期って!?      
 
不正出血はどんな原因で起こるの?
 
川崎:夏頃に生理はきちんときたのですがその2週間後にまた出血がありました。次の生理がきたのは秋頃で、40日以上生理の間隔があきました。通常の月経周期は25~38日と聞きますが、40日周期というのは病気なのでしょうか?

林先生:生理の間隔が通常よりも長くあくということだけでは病気とはいえないと思います。
しかし、40日生理の間隔があくと、心配されるお気持ちはわかります。
これまでの月経は順調でしたか?

 
 
川崎:もともと順調ではありませんでしたね。妊娠前に2度ほど不正出血を経験して病院へ行きましたが、2度ともホルモンバランスが悪いといわれました。

林先生:不正出血は「子宮がん」「卵巣がん」「ポリープ」などが原因で起こる器質性出血と、ホルモンバランスが崩れることで起こる機能性出血の2つに分けられます。大切な事はその不正出血が「がん」によって起こっているのかどうかを確認する事です。

川崎:他には不正出血の原因はないのですか?

林先生:性感染症でも不正出血が生じる場合があります。トリコモナス、カンジタ、淋菌などの性病を引き起こす原因菌やウイルスがいないかどうかを検査し、こちらでも異常がなければホルモンバランスの乱れによる出血だったという事になります。

川崎:がん検診などはやっぱりした方がいいですか?

林先生:年に1回のがん検診をお勧めします。早期発見・早期治療ができますから。

川崎:あと、私は1日目の月経痛がひどく眠れないので、生理がきたらすぐに痛み止めを飲むようにしています。

林先生:痛み止めの飲み方としては非常にいいと思います。ただ、痛みがひどい場合には、子宮内膜症等の疾患が原因である可能性があります。私のクリニックでは超音波で卵巣が腫れていないか確認したり、血液検査をしたりして子宮内膜症が疑われる場合には投薬による治療を行います。
 
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おりものと性病の関係
 

川崎:性感染症になるとおりもの量が増えたりすると聞きますが、他には何か症状がありますか

林先生:量だけでなく色や性状など、普段の自分のおりものとは違うと感じたら念のため性感染症を疑って下さい。また、クラミジアは感染した方の10人中3人ぐらいしか症状が出ない場合もあります。こうした事から性交渉のパートナーが変ったら、性病チェックするのが望ましいでしょう。性感染症はパートナーにうつさない、もらわないのが蔓延をふせぐ最大の予防です。目に見えるおりものの異変は婦人科受診のサインと受け止めて頂きたいですね。

 
 
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ストレスとホルモンバランスの深い関係
 
川崎:私の場合、月経が遅れている、いつ来るかわからないということがストレスになっています。

林先生:月経不順の方はまず基礎体温を測ってみることをお勧めします。正常な月経周期の場合、子宮内膜を厚くする低温期の後、排卵を境に子宮内膜を整え受精卵を待ち受ける高温期の2相に分かれます。川崎さんの場合、低温期は出来ていてきちんと排卵日もあるけれど、高温期だけきていない可能性が高いと思います。そうした月経不順の場合、高温期にあたる期間に5日間だけお薬を飲んでもらいます。そうする事できちんと月経をリセットできた(出血があった)人は第一度無月経といい、低温期は問題ないと判断できます。

川崎:高温期が来なくなるのは、やはりストレスが原因ですか。

林先生:脳の下垂体というところには女性ホルモン、甲状腺、自律神経それぞれの司令塔が集まっているので、ストレスがかかる事によって下垂体からの指示がうまく卵巣に伝わらなくなります。そうすると月経が遅れたり、早まったりするのです。採血で女性ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌量をチェックしてみる事が必要です。
 

川崎:そういえば以前、甲状腺が腫れているといわれたことがあります。

林先生:もともと女性は、男性の10倍以上甲状腺の病気が多いといわれています。女性ホルモンだけでなく甲状腺ホルモンが乱れるときも月経不順になります。

川崎:今、私は29歳ですが、年齢的な問題はありますか。

林先生:30歳前後は比較的生理周期が落ち着いてくる年齢ではありますが、子育てや仕事の忙しさからくるストレスが原因で月経が遅れる事は十分考えられますね。

 
 
 
気になる若年性更年期って!?
 

川崎:最近若い人でも更年期症状が起きる人がいると聞いたことがあります。

林先生:いわゆる若年性更年期ですね。通常50歳前後に現れる更年期症状によく似た症状が若いうちに現れる事からこのように呼ばれています。症状としては顔のほてり、イライラ、月経不順などです。

 

川崎:私もイライラすることがあるのですが、それが育児や仕事によるイライラなのか、若年性更年期によるイライラなのかがわからないのでとても気になります。調べる事は出来ますか?

林先生:心配な方は、エストロゲンとFSHというホルモンを調べることで若年性更年期か否か診断がつきます。

 
 
妊婦を助ける葉酸パワー
 

川崎:私の場合、妊娠する前から月経不順でしたが、計画してからすぐに妊娠できました。

林先生:それはラッキーでしたね。本来、月経不順の方は妊娠しにくいですからね。

川崎:妊娠した場合何に気をつけたらいいでしょうか。私は黒豆などの大豆食品を心がけて食べていました。

林先生:それは非常にいいことです。大豆食品などにはホルモンバランスを整える作用があるといわれていますから。あと、妊娠中は葉酸の摂取を心がけていただくのがいいと思います。

 
 

葉酸は1日に440マイクログラム取るといいのですが、欧米に比べ日本人は葉酸の摂取量が少ないといわれています。葉酸をきちんと必要量摂取する事によって、神経系障害を持つ赤ちゃんが生まれにくくなるといわれています。

川崎:お腹の中に赤ちゃんがいるときは意識してとらないといけませんね。

林先生:特にお腹の中の赤ちゃんの神経系が出来上がる妊娠6週までに摂取されるのがよいですから、妊娠を希望した段階で、妊娠をしていなくても、積極的にとるようにしたほうがいいでしょうね。

 
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川崎:ホームページを拝見すると、こちらでは美容的なこともケアしていただけるようですが、肌も女性にとっては大きな問題ですね。

林先生:女性ホルモンのバランスの乱れが原因のニキビにはOC(低用量ピル)も効果があるといわれています。私の病院では服用3ヶ月で75%、6ヶ月で90%の方に効果が見られています。ニキビ跡には、ビタミンAと美白効果のハイドロキノンの併用やフォトRF(オーロラ)が効果がありますね。

川崎:30歳を過ぎると年に1度はがん検診が必要といいますが、本当は20代からの方がいいですか。

 
 

林先生:そのほうが望ましいと思いますし、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは性交渉が原因で感染することがわかっていますから、性交渉をするようになったらがん検診は受けたほうがいいんです。世界では子宮頸がんウイルスに対するワクチンが完成されていて、日本でも本年中にはHPVウイルスに対するワクチンが認可される予定です。是非、ワクチンを皆さんにうけていただきたいですね。

川崎:子宮頸がんの患者さんは多いですか?

林先生:一般女性の80%が生涯に一度はヒトパピローマウイルスに感染するといわれていますが、その全員が子宮頸がんになるわけではありません。ほとんどの人は感染してもウイルスは自然に排除されます。ただ、定期的な検診を受けていただければ、がんになる前の段階で発見することができるのです。是非婦人科でがん検診を受けられるのをお勧めします

 

川崎:子宮頸がん以外の婦人科系のがんにも検診は有効ですか?

林先生:もちろん有効です。例えば卵巣がんは特段症状がなく進行する事が多く、「静かながん」とも呼ばれています。そのため発見が遅れ、気が付いたときには手遅れになっている場合があります。婦人科検診の際に是非同時に超音波でみてもらう事をお勧めします。

川崎:ホームページで紹介されていた、リンパ浮腫はどうしてなるんですか。

 
 
林先生:子宮がんの術後になるものです。子宮にがんができてリンパ節に転移していると、リンパ節を伝わって他に臓器に転移する可能性が高いのでリンパ節を取ってしまいます。そうすると、リンパ節から行き場を失ったたんぱくが漏れ、それが原因でむくんでしまいます。それが術後のリンパ浮腫です。治療のために医療用のストッキングを使ってむくみを抑えます。これまで保険適応外だったのですが、今年の4月からようやく保険が効くようになりました。
 
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OC(低用量ピル)をきっかけに定期検診を
 

川崎:がんに対しての深い理解と経験がある先生に巡り合えた患者さんは幸運ですね。

林先生:やはり女性にとって内診というのはどうしても抵抗があるのだと思います。それでも低用量ピルの服用を継続し、薬の処方を含め定期的に通ってきてもらえば、だんだん病院との間に信頼関係が出来上がっていきます。もともと低用量ピルを服用される方はご自身の体への関心が高い方が多いですから、子宮頸がん検診を1年に一度でも受けていただければ、早期でがんを見つけられる可能性が高いのです。

川崎:低用量ピルを飲んでみたい場合、どうすればいいですか。

 
 
林先生:低用量ピルは、問診と血圧検査で処方する事ができますので、気軽に医師に相談して頂きたいと思います。低用量ピルには避妊効果以外にも、ホルモンバランスを整える作用があり、月経痛・月経量の減少、ニキビの改善といった副効用が報告されています。また、卵巣がん、子宮体がんにもなりにくくなるという報告もあります。低用量ピル服用による乳がんのリスクが若干高くなるというのも、私はそれほど気にしなくてよいレベルだと思いますが、服用の有無にかかわらず女性であるかぎり1年に一度は乳がん検診を受けたほうがいいでしょう。また、定期的な婦人科受診は、婦人科系のほかの気になる症状に関しての診察やがん検診を受けるきっかけにもなりますしね。

 

川崎:低用量ピルの副作用についてはどうですか?

林先生:副作用で一番怖いのは血栓症です。特に喫煙をされている方は、血栓症のリスクが高くなりますので、これを機会に減煙していただきたいですね。また、低用量ピルを飲み始めると、ムカムカしたり胸が張ったり少し出血したりしますが、ほとんどの方がほぼ1ヶ月でおさまります。

川崎:先生のお話を聞いて、低用量ピルの副効用、がん検診の重要性がわかりました。

 
 
林先生:低用量ピルの服用やニキビ治療、婦人科系の気になる症状での来院 など、婦人科受診のきっかけは「がん」とは遠いところにあっても、そこでの検診が自分の身体を守る事につながっています。

川崎:自分のカラダからのサインを見逃さないで、なんだか変だなと感じたら、早めに婦人科を受診してみることが大切ですね。そして、できるだけ定期的に検診を受けることを心がけたいと思います。今日はありがとうございました。
 
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