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その他の避妊法
   バリア式避妊法
   男性用コンドーム女性用コンドームペッサリースポンジ殺精子剤
 
決して確実な避妊法ではありませんが、男性用および女性用コンドームは研究開発が進んでおり、安心して使える方法といえます。
コンドームの安心感はもちろん大切ですが、避妊効果に関して、ホルモン剤を使用するOCなどの避妊法に比べ、確実性が低いことを考慮しなければなりません。

ホルモン剤を使用しないその他の避妊法として、腟内に器具または薬品のバリアを挿入、精子が子宮に侵入するのを防ぐ方法があります。
 
   男性用コンドーム
 
触感とサイズの異なる各種の軽量ラテックス製またはポリウレタン製コンドームがあります。

仕組み

コンドームは勃起したペニスに装着します。男性が射精しても、精子はコンドームの中にとどまり、女性の腟に侵入することはありません。
 


メリット

   ・処方箋や特別のフィッティングが不要

   ・安価

   ・急に必要なときも入手しやすい

   ・性感染症(STDs)を予防する

   ・早漏を軽減するのに役立つ

デメリット

   ・装着に練習が必要

   ・破損の可能性がある

   ・不足しないように事前の用意が必要

   ・外れる可能性がある(特に射精後、腟からペニスを抜くとき)

   ・使用のたびに新品が必要

   ・セックス時の感覚が鈍る

   ・ラテックスにアレルギーを起こすことがある


有効性
86~97%(一般的な使用を含む)
(殺精子剤の併用で、更に向上します)
〔出典:Hatcher,R.A.et al.:Contraceptive Technology:Seventeenth Revised Edition,New York:Ardent Media,1998〕
 
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   女性用コンドーム
 
男性用コンドームに似たポリウレタン製ですが、女性の腟内に装着するようになっています。


仕組み

ペニスと腟の間にバリアを設けて子宮頸部の入口を遮断し、精子が侵入できないようにします。
 

メリット

  ・性感染症(STDs)を予防する

   ・処方箋が不要

   ・いつでも、どこでも挿入できる

   ・医学的に安全

   ・女性側でコントロールできる


デメリット

  ・腟の感覚が鈍る

   ・事前の用意が必要

   ・挿入が困難な場合もある

   ・男性用コンドームに比べて高価


有効性
79~95%(一般的な使用を含む)
〔出典:Hatcher,R.A.et al.:Contraceptive Technology:Seventeenth Revised Edition,New York:Ardent Media,1998〕
 
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   ペッサリー
 
柔軟なゴム製キャップの周囲に折り曲げ可能なリングが付属しています。腟に挿入すると円形に戻り、子宮頸部の突起にぴったりフィットします。リングの周囲とドームの両面に殺精子剤を塗ると挿入しやすくなります。


仕組み

子宮頸部の入口が塞がれるため、精子が侵入できません。常にジェル状の殺精子剤を併用し、精子を殺したり動かないようにします。子宮頸部のサイズに合っているかどうかをチェックする必要があります。セックスの前6時間以内に挿入し、セックス後6時間から8時間経ってから(遅くとも24時間以内に)取り出します。
 

メリット

  ・副作用の心配が少ない

   ・装着中またはセックス中じゃまにならない

   ・必要なときだけ使用する

   ・繰り返し使用できるので経済的


デメリット

  ・携帯の際にかさばる(殺精子剤のチューブも必要)

   ・医師に合わせてもらう必要がある

   ・セックス後6時間から8時間放置しなければならない

   ・セックス毎に使用しなければならない

   ・セックスのあいだに位置がずれる可能性がある

   ・挿入時に汚れる可能性がある

   ・セックスの度に新しい殺精子剤を塗る必要がある

   ・殺精子剤やラテックスにアレルギーを起こす女性もいる


有効性
80~94%(一般的な使用を含む)
〔出典:Hatcher,R.A.et al.:Contraceptive Technology:Seventeenth Revised Edition,New York:Ardent Media,1998〕
 
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   スポンジ
 
ポリウレタンフォーム製スポンジに3種類の殺精子剤をしみこませたものです。



仕組み

セックスの前に女性の腟に挿入し、セックス後12時間程度(最長24時間)腟内に放置します。スポンジが精子の侵入を防ぎ、殺精子ジェルが精子を殺したり動かないようにします。
 

メリット

  ・必要なときだけ使用する

   ・生殖機能に長期的な影響をおよぼさない

   ・薬局でふつうに市販されている

スポンジには、性感染症(クラミジア、淋病、トリコモナス症については示されている)をある程度予防する効果はありますが、ウイルスを予防する効果は十分ではありません(セーフセックスには不適)。安全性を高めるため、コンドームを併用する場合が多いようです。


デメリット

  ・性感染症予防の点では十分ではない(安全性向上のためにコンドームを併用)

   ・殺精子剤にアレルギーを起こす女性もいる

   ・セックスの直前に装着しない限り、自然な振る舞いが難しくなる
    (多くの場合、いつ頃   セックスをするかは予測困難)


有効性
60~91% (一般的な使用を含む)
〔出典:Hatcher,R.A.et al.:Contraceptive Technology:Seventeenth Revised Edition,New York:Ardent Media,1998〕
 
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   殺精子剤
 
(ゼリーは海外製品、日本ではコンドームに付加される)

錠剤やゼリーなどがあり、いずれも腟に挿入して使用します。ほとんどはセックス前に挿入しますが、中には予防策としてセックス後に使用するものもあります。


仕組み

薬品のバリアを形成し、精子を殺したり動かないようにします。通常、単独で使用することはなく、コンドームやペッサリーなど、他の避妊法のサポートとして使用します。

メリット

  ・他の避妊法をサポートする方法としてすぐれている
   ・処方箋なしで入手できる
   ・健康上のリスクは確認されていない

殺精子剤には、性感染症(クラミジア、淋病、トリコモナス症)をある程度予防する効果はありますが、ウイルスを予防する効果は十分ではありません(セーフセックスには不適)。安全性を高めるため、コンドームを併用する場合が多いようです。

デメリット

  ・他の避妊法に比べて効果が劣る
   ・あくまでもサポート手段である
   ・不便(セックス後8時間以内は入浴できない)
   ・殺精子剤にアレルギーを起こす女性もいる



有効性
74~94%
〔出典:Hatcher,R.A.et al.:Contraceptive Technology:Seventeenth Revised Edition,New York:Ardent Media,1998〕
 
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