女性の体は毎月、妊娠の準備のため、一定のサイクルでホルモンが分泌されています。
その中で受精卵の着床に備える役割を担っているのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。黄体ホルモンは子宮内膜を厚くフカフカに整え、受精卵が着床しやすい環境を作ります。黄体機能不全はこの黄体ホルモンの分泌が悪くなる状態をいいます。
黄体機能不全のはっきりした原因はわかっていません。症状は、黄体期が短くなるために、月経周期が短くなったり、ときには無月経、または不正出血が起こる場合もあります。受精卵が着床するための準備が十分にできなくなるので、不妊の原因にもなります。
黄体機能不全かどうかを調べるのに欠かせないのが、基礎体温の測定です。高温相に入る時の温度の上がり方が鈍かったり、高温相と低温相の温度差がほとんどなかったり、高温相が10日以内と短いケースも黄体機能不全が疑われます。ただし基礎体温は、体調の変化に大きく影響されますので、グラフに体温を記録する際に、簡単なメモ(例えば風邪をひいた、睡眠不足など)を記入しておくと医師が診断する上で参考になります。
黄体機能不全の治療は多少時間がかかることもありますが、きちんと通院して、あせらず気長に治していこうという気持ちをもつことが大切です。 |