バルトリン腺炎をくり返していると、バルトリン腺の入り口が詰まってしまい、分泌液が排出されなくなって袋状の「のう腫」が形成される場合があります。これがバルトリン腺のう腫です。通常は炎症を起こしていないので、痛みを感じることは少ないのですが、そのため、はれが大きくなるまで発見が遅れることがあるので注意が必要です。
腟の入り口付近、左右のどちらかにプニュプニュとしたしこりができたら、バルトリン腺のう腫が疑われます。しこりは少しずつ大きくなり、鶏卵ほどまでになります。大きくなると腟口付近に違和感を覚え、歩きにくさを感じるまでになることも。小さいうちは経過を観察しますが、3~4cm大になると分泌液を排出させるため切開の必要が出てきます。
のう腫ができる原因ははっきりしていませんが、バルトリン腺炎をくり返す人に多く見られることはわかっています。したがって、汚い手で外陰部に触れたり、細菌を増殖させるような環境を作らないようにして、まずはバルトリン腺炎を再発させないよう心がけることが第一です。腫れに気づいたら、すぐに婦人科を受診しましょう。 |