femalelife.jpは、すべての世代へ情報発信する女性のための総合健康サイトです。
思春期のあなたへ お付き合いを意識するあなたへ パートナーを持つあなたへ 出産・子どもを考えるあなたへ 子育て中のあなたへ 更年期を迎えるあなたへ 健やかに暮らしたいすべての女性へ
femalelife.jpトップページ > パートナーを持つあなたへ > 避妊 > OC(低容量ピル)
パートナーを持つあなたへ
  いつも二人で
 
避妊
    OC(低用量ピル)
   
ピルの種類 OCが作用する仕組み 最適なOCの選び方 OCの安全性
メリット OCを服用できない人 副作用 迷信
 
何かを飲んで避妊するというアイディアは、最近にはじまったものではありません。古代中国の女性は避妊のために生きたオタマジャクシを食べていたといいます。
OCは特に効果的な避妊法で、可逆的な方法です。つまり、女性がOCの服用をやめれば、妊娠することが可能になるのです。
 
 

今日、OCは世界的に最も広く用いられている避妊法です。OC使用者の4分の3は30歳未満の女性です。世界では、最も多く使われている避妊法です。

OCは歴史上のどんな薬に比べても、よく調べられた薬剤です。医療関係者の間で理解が進み、高い信頼を獲得しています。

OCには数多くの有益な作用があるため、ニキビや月経痛、重い月経、月経不順など、避妊以外の目的で処方されることもあります。

前に述べたように、OCの使用に適さない特定の症状が認められる人や、そのようなリスクをともなう人もいますが、医師はそうした女性を判別するための十分な訓練を受けています。

 
 
    ピルの種類
 
ピルのほとんどは、合成ホルモンのエストロゲンとプロゲスチンを配合した混合型ピルですが、海外にはプロゲスチンのみを配合したミニピルもあります。  
 
ピル(エストロゲンとプロゲスチンの混合型ピル)
ピルは通常、21錠入り・28錠入りのカレンダー式パックで渡されます。21錠入りパックは1日1錠ずつ21日間にわたって服用し、休薬期間に消退出血が起こります。28錠入りパックは休薬する代わりに、7日間有効成分の入っていないプラセボを服用することになります。28錠入りパックでは、1日1錠ずつ中断せず服用することになるので、規則正しい服用を習慣づけることができます。

1961年の発売以来、ピルに含まれるホルモン(特にエストロゲン)は大幅に減量され、特にエストロゲンの用量が1錠当たり0.05 mg未満のピルはOC(低用量ピル)と呼ばれています。エストロゲンとプロゲスチンを組み合わせる方法はさまざまです。一相性ピルでは、月経周期を通じて同じ用量のエストロゲンとプロゲスチンを服用します。このほか、月経周期の段階に応じて用量が異なる各種のピル(二相性、三相性)があります。
 
 
    OCが作用する仕組み
 
OCが作用する仕組みを理解するには、月経周期と妊娠の仕組みについて知っておく必要があります。
 
  基本情報:月経周期について詳しい情報はこちら
 

OCが作用する仕組み
OCの最も重要な作用機序は排卵を抑制することです。このため、OCは排卵抑制剤と呼ばれることもあります。

OC服用中は、生体内ホルモンによく似たOCの成分である合成ホルモンによって月経周期が調節されます。

これらのホルモンには、次に挙げる3つの重要な働きがあります。

排卵を抑制して卵子が放出されないようにする
腟内の粘液の性質を変え、妊娠しにくい時期のように粘度を高める(粘度が低いと精子が子宮内に侵入しやすい)子宮内膜を変化させ、受精卵が着床しにくい状態にする

 
 
    最適なOCの選び方
 
OCには、メーカーや用量、タイプが異なる種類があります。自分に最適なOCを選ぶには、医師のアドバイスを受ける必要があります。体重増加やむくみ、乳房痛、頭痛、ニキビ、脂性肌(髪)、月経不順などのトラブル がある場合、OCの処方を受けたり、新しいOCに変更する前に、これらの問題をすべて考慮する必要があります。  
 
 
    OCの安全性
 

OCは安全ですか?

OCの研究は非常に進んでおり、文献も多数にのぼります。医師は、「ハイリスク女性」を特定するために必要でかつ十分な専門知識を備えています。

最近のOCに含まれるホルモンの用量は、従来のものに比べてかなり少なくなっています。

OCは、血圧や脂質代謝、血液凝固におよぼす影響が少ないため、現在ではOCを使用する女性の大半に処方されています。

一般的に、OCが原因となる問題は、妊娠や出産にともなうリスクよりも低いと考えられます。

 

 

OCは信頼できますか?

OCは最も信頼できる避妊法の一つです。
説明どおりに服用すれば、可逆的でOCほど確実な避妊法は他にありません。精子の侵入を遮断するタイプの避妊具に比べても、はるかに効果的です。

OCが効果を示さない場合、主な理由として、以下のことがあげられます。

OCを1錠紛失したり、1錠か2錠を服用し忘れて服薬スケジュールを守らなかった場合一部の抗生物質など、他の薬がOCの作用を妨げることもあります(薬を使用する場合は医師に相談してください)。

激しい嘔吐や下痢が続く場合などは、この薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性が高くなりますので、他の避妊法を使用し、医師又は薬剤師に相談・報告してください。

 
 
    メリット
 
OC服用による健康上のメリット(副効用)を示す文献は非常に多く、OCの効果が特に意識されることも少なくなりました。卵巣癌や子宮癌、女性の生殖系に発生する癌を予防する上でOCが重要な働きをすることは、多くの医師が認めています。  
OCは各種リスクを低下する
  卵巣嚢胞のリスク低下
  卵巣癌のリスク低下
  子宮(内膜)癌のリスク低下
  子宮外妊娠(腹腔内、卵管妊娠など)
  良性の乳房疾患

OCの服用によるメリット

月経痛
OCは月経周期に劇的に作用します。多くの女性で月経痛が軽減され、月経周期の予測や管理がしやすくなるほか、月経そのものが軽くなります。

月経過多
重い月経に悩まされている人がOCを使えば、月経が軽くなり、月経周期の予測や対処がしやすくなります。避妊の目的だけでなく、鉄欠乏性貧血など、過多月経にともなうトラブルを予防するために、OCの処方を受ける女性も増えています。

月経不順
OCによる最大の効果の一つは、月経周期を調節し、毎月いつ月経がくるのかを正確に把握できることです。月経周期をきちんと把握するために、避妊法としてOCを利用する女性も増えています。

月経前症候群(PMS)
腹部膨満感やむくみ、乳房痛、腹痛など、PMSの症状軽減にOCが役立つことがあります。

卵巣癌の予防
OCを10年以上使用しつづけると、卵巣癌のリスクが60%から80%も低下することが証明されています。卵巣癌は50代から60代の女性に多く見られます。現時点で卵巣癌を発見するためのルーチンのスクリーニング検査法は確立されていません。卵巣癌と診断された女性が5年間生存する確率はわずか4人に1人ですが、早期に発見すれば生存率は大幅に向上します。

子宮内膜癌の予防
OCは子宮癌のリスクを約50%低下させることが報告されています。

骨盤内炎症性疾患(PID)の予防
OCを服用するとPIDのリスクが低下するという報告があります。PIDは不妊の原因となるため、妊娠・出産ができなくなる可能性があります。 しかし、性感染症の予防には効果がありません。

良性卵巣嚢胞
女性の年齢やライフステージに関係なく、卵巣に嚢胞(小さなしこり)が生じるのはめずらしいことではありません。そのほとんどは良性ですが、不快感をともなうことがあります。


 
  基本情報:OCのメリットについて詳しい情報はこちら
 
 
    OCを服用できない人
 
次の条件に当てはまる人はOCを服用することができません。
  年齢35歳以上で一日15本以上の喫煙者
  以前経口避妊薬を服用して過敏症を起こしたことのある人
  乳癌、子宮体癌、子宮頸癌、子宮筋腫およびその疑いのある人
  原因不明の生殖器出血のある人
  血栓性静脈炎、肺塞血栓、脳血管障害、冠動脈疾患にかかっている人、
またはこれらの病気にかかったことのある人
  血栓性素因のある人
  抗リン脂質抗体症候群の人
  4週間以内に手術を予定している人、手術後2週間以内の人、
産後4週間以内の人、および長期間安静状態の人
  重症の肝疾患障害のある人
  肝腫瘍のある人
  脂質代謝異常のある人
  高血圧のある人(軽度の高血圧の人を除く)
  耳硬化症の人
  妊娠中に黄疸、持続性?痒または妊娠ヘルペスの症状が現れたことのある人
  授乳中の人
  思春期前の人
 
また、次の条件に当てはまる人は、慎重に服用しなければなりません。
  40歳以上の人
  乳癌の家族歴(家族に乳癌になった人がいる)、または乳房にしこりのある人
  喫煙者
  肥満の人
  血栓症の家族歴がある人(家族に血栓症にかかったことがある人がいる)
  軽度の高血圧のある人(妊娠中に高血圧が認められた人も含む)
  糖尿病またはその疑いのある人
  ポルフィリン症の人
  肝障害のある人
  心臓の病気、腎臓の病気にかかっている人、
またはこれらの病気にかかったことのある人
  てんかんのある人
  テタニーのある人(テタニー:四肢の硬直性痙攣)
  医師の治療を受けている人
 

上記の理由やそれ以外のまれな症状により、医師がOCを服用すべきでないと判断する場合もあります。しかし、避妊法は他にもたくさんあり、その中から自分に適したものを選ぶことができます。

OCは、エイズの原因となるHIVウイルスやその他の性感染症を予防するものではありません。

 
 
    副作用
 

以下の情報はあくまでも参考です。OCの使用に関して不安がある場合は、すぐにかかりつけ医師に相談することをおすすめします。

しかし、OCに身体が慣れるまで、特に多くみられる副作用があります。

 

月経と月経の間に生じる不正出血
OCの飲み始めには、月経と月経の間に出血がみられることがありますが、OCの避妊効果には影響がありません。
このような出血はOCをのみ始めてから2~3ヶ月を過ぎればほとんど見られなくなります。もし、その後も引き続き出血が見られるようでしたら、病気によるものとも考えられますので、医師に相談してください。


月経が来ない
月経が1周期来ないときでも、飲み忘れが無く、下痢や薬剤の併用などOCの効果を下げる可能性が無い場合には、次の周期は通常通り服用を続け、医師に相談してください。
2周期続けて月経が来なかったり、説明どおりに服用せずに月経が来ないときは、妊娠の可能性もありますので、直ちに医師の診察を受けてください。妊娠中の服用に関する安全性は確立されていないので、妊娠していないことがはっきりするまでこの薬の服用を中止し、他の避妊法を使用してください。


その他の副作用:
  悪心
  嘔吐
  乳房緊満感
  頭痛
  下痢
  体重増加
  倦怠感
  にきび
  不正出血など
 
上記の症状がみられる場合は医師に相談してください。通常1-2ヶ月で消失または減少します。どうしても改善されない場合、OCを変更します。

可能性は低いものの、重大な副作用がおこる場合もあります。万一、次の症状が発生した場合はOCの使用を中止し、直ちに医師の診察を受けてください。
  血栓症の前触れ
  ふくらはぎの痛み、むくみ、手足のしびれ
  鋭い胸の痛み、突然の息切れ
  胸部の押しつぶされるような痛み
  激しい頭痛めまい、失神、視覚・言語障害(目のかすみ、舌のもつれ)
 
この他にも海外の調査で乳癌、子宮頸癌の発生する可能性がOCをのむことにより高くなるとの報告があります。
このため、OCを服用する前はもちろんのこと服用中も定期的な検査が必要になります。
定期的な検査は血栓症や乳癌、子宮頸癌ばかりでなく多くの病気を予防するのにとても有効です。また、これらの検査と一緒に性感染症の検査を受けることもあなたやパートナーの健康を保つために重要です。性感染症の検査は特別な手間はかかりませんので積極的に受けるようにしてください。
 
 
 
    OCをめぐる迷信
 

OCを飲むと太る
従来のピルには、今日のものに比べてはるかに高用量のホルモンが配合されていました。現在はOC(低用量ピル)を飲んでも体重が増加することは少なくなりましたが、いまだに迷信が信じられています。ごくまれですが、体重が増える可能性がありますが、これはほとんど水分によるむくみや食欲の増加によるものです。非常にまれなケースですが、OCが女性の代謝に影響をおよぼすことがあります。OCを変更すれば改善される場合もあります。


合成ホルモンを使うことは不自然である
多くの医師の間で、OCは身体を「自然」に近い状態にすると考えられています。効果的な避妊法が普及していない国々では、妊娠や授乳のため、長期にわたって排卵が抑制されてしまいます。こうした国の女性は、排卵と月経の周期を一生に十数回程度しか経験しない女性も少なくありません。


OCを飲むと不妊症になる
使用期間に関係なく、OCと不妊症には因果関係が認められていません。OCは可逆的な避妊法の一つですが、OCの使用を止めれば妊娠が可能なことは、多くの女性によって実証されています。


OCには休止期間が必要である
副作用がない限り、OCの服用をときどき休止する必要はありません。毎月、身体がOCの影響を受けない休薬期間があります。しかし、このような休薬期間も医学的には必要ないのです。

 
 
トップページお問い合せAbout usサイトマップ利用規約プライバシー・ポリシー
cCopyright 2004 Bayer AG