生理に関係の深い2種類の女性ホルモンのうち、卵胞ホルモン(エストロゲン)は年齢によって分泌量が変化し、女性らしい体つきや皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経などの働きにも大きな影響を及ぼします。
女性は8~9歳ごろになると、卵巣で卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌するようになります。成長とともに分泌が盛んになり、女性らしい丸みのある体つきになり、14歳ごろまでに生理が始まります。
20歳ごろには、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が安定します。性機能が成熟し、卵巣機能も高まって、妊娠・出産の準備が整います。
30代は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量がピークに達する時期です。
40代になると卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量は低下し始めます。その影響でさまざまな体調の変化が起こり、更年期が始まります。
56歳ごろにはほとんどの女性が閉経し、分泌量も激減。
60歳ごろにはほぼ分泌がなくなります。

- 思春期に乳房が大きくなるなどの女性らしいカラダをつくるホルモンで、子宮に作用して子宮内膜を増殖させたり、子宮頸管の粘液を増やし、精子を子宮内に入りやすくします。

- 卵胞ホルモン(エストロゲン)によって増殖した子宮内膜をさらに妊娠しやすい状態に整えます。また妊娠を継続させる働きもあります。
卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌量の変化にともない、年齢によって生理トラブルや病気の種類にも変化が現れます。
10代は、卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌量が不安定であるために、強い生理痛(機能性月経困難症)に悩まされる人が多いのが特徴です。
20代、30代は、基本的にはホルモン分泌量が安定する時期ですが、最近はストレスや無理なダイエットから分泌が乱れ、生理不順に悩む女性が増えています。強い生理痛をともなう器質性月経困難症の原因となる子宮内膜症は20代後半から増加します。
30代になると、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)の症例が増えてきます。また、子宮筋腫、子宮がんなどの病気が増え、過多月経や不正出血などで悩む人が多くなります。
さらに40代からは、卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌量が減少するために、生理不順や、更年期特有のさまざまな身体症状、精神症状があらわれてきます。














